原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

meu carnaval 3

Celso Fonseca(セルソ・フォンセカ) さんのMeu Carnaval を歌いたいと書いたのは2016年でした。

今までは、旋律譜探す、楽譜作る、転調する、ギターコード充てる、旋律譜を捨てて歌本化してそれを見て歌う。という手順ですが、メロディを覚えてしまえて、微妙な半音階などの確認のない旋律なら、いきなり歌本でもよいでしょう。
Celso Fonsecaさんのキーの歌本作ってそれから自分のキーに転調してうたいましょう。

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と書いて早3年

2022年の春のこと、Meu Carnavalを歌おうと転調してギターを練習して伴奏がなんとか繋げるようになって歌ってみた。

うまくできない。

手はずの通り、F♯で歌いギターもリズムをなんとか刻んでいるのに、歌が続かない。

どうしてだろう、歌が上手くないのはわかっていけども息が続かない。

それで、本家のフォンセカさんの歌っているビデオをを見て気がついた。

彼は、キーDbで唄っているのだが、ほとんど無声音で声を張ってない。そうなんか、と思って真似すると続けれるけど、

どうもかれをトレースすると猫撫で声になっちゃうので、アンサリーみたいに朗々と歌いたい。折衷して少しキーを下げよう。

 

と、なったのです。

 

と、この夏を含め、ここ1年くらいで各所のオープンマイクで歌ったんだけど

どうも、きっと巧く歌えてないと思うけど、聞いている人が頭の中で元歌まで遡ってない感じが伝わって来て、(うまい人が歌うと知らない曲でも原曲を想像できるでしょう)そうなると、単に不思議な歌をうたうおじさんだなという図式が目に浮かんでちょっとつらいな。



 

 

Lindeza 3

Barから帰って来た、Lindeza を続けよう。

市販の楽譜(感謝してます)から自分用の楽譜を作って(はやっ)押さえられそうなコードフォームを整えて、コードも鳴らしながらちょっと換えてこんなものかしら、

あとは歌詞ね。歌詞訳はねと、Webから拾ってgoogleとかで機械翻訳して

意味を掴むのね。

美しいものよ。(きっと対象のきれいな人のことね)

それはクレイジーなアイデア(観念)以上のものです...

と、1行ずつ確認してゆくのだけれど、途中で合っているのだろうかと思ってしまう。

そういう時は、お歌の講師さんに解説して貰うと、ニュアンスが解るんだけどな、と考えて今度の課題曲にしてもらおう。進捗があればまた報告しますね。

歌いたかったフレーズ ルア、ルア、ルアってスキャットみたいなものではなく、意味のある言葉、月の事だったのね。 8月もあと僅かですね。

 

Coisa linda
É mais que uma idéia louca
Ver-te ao alcance da boca
Eu nem posso acreditar
Coisa linda
Minha humanidade cresce
Quando o mundo te oferece
E enfim te dás, tens lugar
Promessa de felicidade, festa da vontade
Nítido farol, sinal
Novo sob o sol, vida mais real
Coisa linda,
Lua lua lua lua
Sol palavra dança nua
Pluma tela pétala
Coisa linda
Desejar-te desde sempre
Ter-te agora um dia e sempre
Uma alegria pra sempre

予行練習にフルートで鳴らしてみよう。
E enfim te dás,のあとの16小節目の tens lugarの音が取りにくくて間が持たない。うーむ。練習します。

間奏抜きのショートで作っています。


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追記

ギター講師と練習してたら、「Eu nem posso acreditar」AM7のコード鳴らしながら歌う最終音F#、AM7の中に該当音がないので音鳴らしにくいとか言ったら、じゃ伴奏のコードを変えてF#が4弦にあるA6に暫定的にしてここから音ひっぱろうとか夜にレッスンしてもらっています。


後日の追記

ギター講師と夜な夜な練習していましたが、歌のこなし、歌詞の発音がひどくしばしば脱線してしまいます。あかん、僕はどうしても歌いたいので、手段を選ばず、褒められたものではありませんが、練習楽譜、間違うとろこにひらがなルビを記入しました。これを、ボーカロイドのへなちょこカエターノの彼に歌って貰って曲全体を通せるようにして、細部はおいおい現場で調整修正ということでゆきます。

この頁からの限定公開とします。


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Regra Três 2

Regra Trêsを練習している。実は、春からやっているのだが、練習出来ない期間が発生したりして、ここでご披露、この集まりで歌い始め、とかの目論見をことごとく外して

しまい。夏が終わる前のオープンマイクとかでリリースしてみたい。

 

この曲は実は、男性が歌う分にはお得な曲だと思う。巷にあふれる女性歌手が歌った録音は軽やかで何て素敵な歌のこなしとか思っちゃう。

しかし、男性で歌うオリジナル、作詞のVinícius de Moraes(ヴィニシウス・ヂ・モライス)と、作曲の、Toquinho(トッキーニョ)がギターを弾いて歌う録音が多くあるけども、この二人はあんまり歌が巧いと言えない。プロの歌手に歌わせて新曲でリリースすればよいものを、歌うのがきっと好きなVinícius de Moraes(ヴィニシウス・ヂ・モライス)が作者の権利で、現場できっととめたであろうプロデューサーの意見を聞き入れず、自分で歌ってしまう(妄想です)。偉大なギター奏者という評に誰も異論のないToquinho(トッキーニョ)が時々自分のことを「歌手です」とか自己紹介するけど、それはひいき目にみてもちょっと違います(みんな言うのを憚るけど、ほんとうです)。

二人でこの曲を歌うけど、アマチュアレベルです、Vinícius de Moraesはその時酔っぱらってるかもしれません。

まぁ彼は何をやっても僕はいいですけど。

歌詞の内容は、恋人をすげかえる彼に、良くない事だと諭す内容ですが、自分で自分を諭して反省する自嘲のポーズをしてるのかもしれません。

ということで、曲調のテンポの速い歌詞が廻れば、一般のファンの普通の方はこの二人に歌唱で劣りません。また下手に歌うyoutubeカバーもたくさんお見掛けしましたが、誰もそれを責めません。と言う事で、ちょっとでも上手く歌えようものなら、喝采を浴びるでしょう。と横着な事を考えながら進めてまいりましょう。ちょっと発音微妙よねぇ。講師の前でやってみると「惜しぃ」とか言われて、また2週間後ですね。レッスンの帰りに何たべよかな?

発音を少しましにと、動画差替えました。台風が通過してゆきますね。


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Chove Chuva

Chove Chuva というジョルジェ・ベンもしくはジョルジ・ベンジョール(Jorge Ben Jor)の曲があります。

彼は「Mas Que Nada」も書いており、それだけで立派なものと思いました。

Chove Chuva、 雨が降るという擬音を含めたポルトガル語だそうです、しっとりしてます。曲が生まれた経緯はそれでは、ないようですが、曲の雰囲気は物憂げな感じで、想いに耽ってしまいそうですね。

 

歌いたいので、楽譜を作ってみました。 こんなものでしょうが、下手な歌唱より聞いている分にはフルートがよいでしょう。春には春の歌。夏には夏の歌。月蝕の夜には、月の欠ける歌をと想いますが、この曲は暖かい雨の降る午後に歌ってみたいです。畏れおおくも、デウスにお願いして、雨を止めて、暖かい気持ちのよい雨の降る海で泳ぐ面識のない彼女を浜辺に揚げてお話したいらしいベンの下世話な舞台裏とは裏腹に、経緯を知らなければ曲は出色の出来で物憂げな、繊細な、傷心を愁う感じで、僕たち日本人はゆっくりなアレンジを好むだろうと思います。

色々な人のうたを聞きましたが、僕の好みは邦人なら、小泉やよいさんがうたうものが抜けている、優れていると思います。

彼女はこの曲をまるで子守唄のように歌い、ひどくゆっくりと、時々テンポを緩めて、何をあやすのだか、誰を寝かしつけるのだか、僕には判らないけど、聴いていると、散髪屋さんで、ハサミで髪切りの後、頭の洗髪をして貰っている時みたいに色んな事を想い巡らせながらぼおっと出来て気持ちいいです。サンバはともかく、ボサノバの幾つかの名曲のサビは潜(ひそ)み、永遠が見える坂の途中のような種類の静謐を感じられます(個人の感想です)。この方はリクエストを受けるので、彼女を聞く会に行かれる方は、事前に希望してみてください。


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Lindeza 2

Lindeza リンデーザ の続きをしよう。

Caetano Velosoカエターノ・ヴェローゾLindezaを歌おうとしていたのだが,楽譜は見つからないものと諦めていた。Almir Chediak(アルミール・シェヂアッキ)さん(ブラジルの音楽プロデューサー、実業家、編集者)が、2003年の5月に52歳で強盗に襲われて亡くなっているので、彼がきっと続けていただろう、アーティト別のsongbookなどが編まれなかったことで、いくつかの歌集が出版されなかったと僕は考えます。その中には、有名なミュージシャンのsongbooksの続編2.3.4... 90年代後半から有名になった人々のsongbooks、例えばCelso FonsecaさんとかAlmir Chediak(アルミール・シェヂアッキ)さんが生きてたら、編んでくれたような気が僕にはします。

 

Lindezaの譜面は諦めていたので、Cifra ClubのHPで探せば歌詞と転調出来るコードは出てくるので、エクセルベースの歌本作って、ルア、ルア、ルアと吉田慶子さんみたいに歌おうと思ってたら、なんと国内で[Piascore 楽譜ストア]で弾き語り譜とかメロディ譜売ってるじゃん。どうしたん?まさか採譜したの?それなら感謝、売り手の演奏者の好みなのかしらん。とりあえず押さえて、鳴るように、歌えるようにしとこう。

転調、転調はまぁいいかと作業してたら、そうなの?、近所のレストラン、BARに行って友達とあれとか、これとか作戦練ることになったので、中断、暫くして、作業が終われば紙面に帰ってこよ。

 

 

 

 

 

Só tinha de ser com vocêを歌おう

Só tinha de ser com vocêを歌おうと思います。Jobimの曲、歌詞、訳詞については他のサイトをご参照下さい。前から思ってたけど、増やしたいカテゴリーに「ふわっ、と歌う曲」というのがあって、最近のお気に入りはそんな曲が多い。このブログの売れ筋は「音がでる頁」と「歌とギターの練習」、「(電子)楽譜作成と歌練習用ソフト」だけど、僕は手拍子のいらない歌が好きで、そうなると1人舞のような始まり方、余韻を以て終了として、気持ちを代弁する趣の曲がこの頃の嗜好の最上位となりますね。

 

じゃ、「ふわっ、と歌う曲」のカテゴリーを追加して、ラインアップに前述のEclipse,Fotografia,Lindeza,O barquinho,Brisa do Mar,Correntezaを加えよう。レパートリーになるだろう最重要曲ね。先で加わるであろう、Chove Chuvaも含めて愛する一群のものたちですね。

 

じゃ、Só tinha de ser com vocêの頁をはじめますね。

 

 
É, só tinha de ser com você
Havia de ser pra você
Senão era mais uma dor
Senão não seria o amor
Aquele que a gente não vê
O amor que chegou para dar
O que ninguém deu pra você
O amor que chegou para dar
O que ninguém deu pra você
 
É, você que é feito de azul
Me deixa morar nesse azul
Me deixa encontrar minha paz
Você que é bonito demais
Se ao menos pudesse saber
Que eu sempre fui só de você
Você sempre foi só de mim
 
É, você que é feito de azul
Me deixa morar nesse azul
Me deixa encontrar minha paz
Você que é bonito demais
Se ao menos pudesse saber
Que eu sempre fui só de você
Você sempre foi só de mim
Eu sempre fui só de você
Você sempre foi só de mim
Eu sempre fui só de você
Você sempre foi só de mim
Eu sempre fui só de você32
Você sempre foi só de mim


歌詞の内容は他のサイトを参照して頂くとして


歌詞の中で歌の講師さまが説明したのだけれど
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É, voce que é feita de azul
そう、青でできた君

Me deixa morar neste azul

この青の中で生きさせてください

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[azul]って色の青を表す言葉だけど、海の青、空の青の他に、日本語の「青春」と同じように

若い、あまずっぱい、青くさい、ある種の淡い恋愛感情を表す色なんだって、と、教えて貰った。ふーん、そうなんだ。じゃ、つっけんどんに、Elis Regina みたいに、はすっぱに歌ってもいいな。ちょっと鳴らしてみよっ。

 

youtu.be

歌ってみた。喋るみたいに、会話みたいに歌詞を発して、鬱屈した
感情とか、照れくささとか、遠慮とか、思い込みとか交錯して
これが歌として成立してくれれば、いいな。ほんとにいいな。
 

Regra Três

Vinícius de Moraes(ヴィニシウス・ヂ・モライス)右の人、が歌詞を書いて、Toquinho(トッキーニョ)左の人が作曲したサンバ。

曲を聞いていると体が動き出しそうになる。

もともとこのブログで取り上げる曲は、一人で伴奏して一人で歌うもの。手拍子を求めないもの。だけど、速めの曲もやってみたいのさ。

というわけで、楽譜作って歌ってみよ。

歌詞の理解も必要ということで、他の有名どころのサイトで訳詞を読んで、翻訳って難しいのね、ヴィニシウスの書いている歌詞上の主人公の彼は、つまるところヴィニシウス本人じゃないかしらん、とか適当に思って、取り合えず歌おう。下の写真はいい写真だと思いますね。

 

Regra Três の楽譜を探したら、amazon 

Almir Chediak
Kindle
があって、値段も手ごろでとってもラッキー。紙のVinícius de MoraesのソングブックAlmir Chediak編のはとっても高価なのね。

2023年の最初の曲はこれにしましょう。

 

 

Até quem sabe 2

Até quem sabe( またお会いしましょう)をいつか時点で歌おうと思って、楽譜を作っていました。

コロナも落ち着いたので、国内に散らばる教室の発表会もちらほら、あちらこちらで再開しつつありますね。

そういう会で、先週歌ってる方を見ました。

 

ソロ演奏を主とするブラジル系ギター教室ではあまり見かけない曲だけど、ボーカルを主とするボサノバ教室では歌いたい人がいます。

選ばれるのは女性の方が多いけど、曲調もゆるゆる、余り歌い上げないほうがいいですかね。

 

どなたも割と低いキーでゆっくり歌います。ギターを伴奏して歌う人も、ほぼバッキングだけ。曲の終わりに、ルルルッ、とかあって揺れて、みんながゆれると成功で、Até um dia, até talvez, até quem sabeでおしまい。

次に違う場所で歌おうとか思う人が出てきます。

 

歌唱は演者の生声、そのままで、怖い素の2分ちょっと、楽譜A4一頁。

2曲歌える顔見知りのオープンマイクなら、早い曲とか先にやってとか思います。

 

歌詞の内容は自分の過去、現状だかの説明で、でもよく分からないような日常、相手とのどうとでも取れる内容みたいで、こーだと説明があって、歌詞全体の内容を踏まえて、総意を汲んで、ごきげんよう、タイトルのまたお会いしましょう、で落ち着くのかしらん。

 

聞くと歌いたくなるから、みんな、ギターをバッキングして歌ってみましょう。

作者のドナートがバンドでピアノを弾くとポップな感じだけど、あの方は理解できないからね。あぁ、またお会いしましょう。


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Brisa do Mar と最近の楽譜作成

こんにちは、ご無沙汰しております。

オープンマイクとか、習いに行っているところの交流会で夏季に開催されるときに、夏の曲を用意して現場に行きたいと思います。

Samba de Verão とか Estate を準備しようと思いますが、もう一曲と思って、どこかで聞いた Brisa do Mar を練習してレパートリーにしたいです。

 

Brisa do Mar   Joãn Donato の作曲です。

海からの風   いくつものシーンに当てはまりそうです。

海岸線でもよいし、海のそばのホテルのプールで寛いでもよさそうですね。


うーんと出来はいまいち。この頁からの限定公開にします。

 

最近は音取りと動画のために譜面をつくりますが、オープンマイクだとか人前だと、歌詞優先のコード譜のほうが断然演奏しやすいでこんな風になります。今回のはエクセルです。ほんとはルビも外しコードも歌詞を覚えて暗譜なのでしょうが。

夏も終わりですね。

Vou te contar 4

Vou te contar を歌おう

時々歌いたくなって歌うけど、みんなの前でも歌ったけど伴奏はいつも適当になってしまう。永遠を感じて歌う、って前に書いたけど、そううまくはいかないな。

いつか撮った写真をしばらくみていよう。

 

アントニオ・カルロス・ジョビンの一族から提供されているピアノ譜を鳴らしてみると、製作された時のコンセプトみたいなのが感じられます。最初作られた時は歌わない器楽曲と聞きました。フレーズの最後の旋律の降下が急です。歌詞がついて歌うようになって、歌い手は急な旋律の降下を回避します。

 

ピアノ譜を鳴らして聴いていると、彼の視点が僕たちの肩を並べた隣りの席にあって、ジョビンは本当に一瞬見た永遠をスケッチして楽曲に書きとめたような感じがします。

 

参考に鳴らす動画はこのページからの限定公開とします。