原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

garota de ipanema の練習 3

garota de ipanemaについて考えてみた。
ボサノバを聞き始めて頃、唄いたいと思っていた曲だ。
そのころはブラジル音楽、ボサノバについてあまり知らなくて、desafinado と Chega de saudade ぐらいしか名曲がなく、その他の歌はSamba de verão と思っていた。数曲覚えてこのジャンルはおしまいと思っていた。
ところがここ数年はいくつもの曲にひどく魅かれた。この世界は広大だ。と同時にgarota de ipanemaについては一番歌いたい歌のグループではなくなっている。
アンコールリクエストがあれば歌う、ぐらいな感じで、このジャンルの嗜好の方はそうなんじゃないかな。
一番はじめのプランだから楽譜は演奏できるレベルで整備をしていた。
ギターと歌の詳細はこれだけども、ボーカロイドが旨く発音できないのでメロディは「デュ」で(ちゃんと歌わせようとすると、楽譜の音符を音節ごとに幾つにも分解して羅列しなくちゃならないのです)うーんと、低い旋律も高いところも同じ音色で歌って欲しいけどちょっと無理みたい。
人前で歌うときのメモのような簡易楽譜はこれ
Garota De Ipanema +4 カナ無し 歌用[競合].jpg
楽譜のふきだしのBとかは、最初の音を間違わないようにとのプロンプト。ほんとは暗譜なのだろうな。
歌詞は
A)
Olha, que coisa mais linda,
Mais cheia de graça,
É ela, menina, que vem e que passa,
Num doce balanço, a caminho do mar.

B)

Moça do corpo dourado,
Do sol de Ipanema,
O seu balançado
É mais que um poema
É a coisa mais linda
Que eu já vi passar

C)

Ah, por que estou tão sozinho?
Ah, por que tudo é tão triste?
Ah, a beleza que existe
A beleza que não é só minha,
Que também passa sozinha.

A')

Ah, se ela soubesse
Que quando ela passa,
O mundo sorrindo
Se enche de graça
E fica mais lindo
Por causa do amor.

ボサノバの講習とかで最初に初級のテキストであげられるけど、それはニーズの関係の話であって、本当は難しい曲だ、形にならず僕は何年も歌えなかった。
狭いところにいくつも音が詰まっていて一音節で発音せねばだめだし、急に止って貯めて歌いだすし、耳で聞いて再生できない人は、レッスンの先生につかないとだめです。業界も潤うしな。
この頃はウェブでテレレッスンあるし、僕をはじめ地方の人も都市部に集中する先生に就けるしね。発音直してもらわないとたいへんだと思う。
例えばB)のところは、僕はたぶんいい加減に、でも尺に収まるように
Moça do corpo dourado,
Do sol de Ipanema,
O seu balançado
É mais que um poema
É a coisa mais linda
Que eu já vi passar
もっさどこホっぽどらーど、どそぅじまねま、
うせうばらさーど、えますきゅんぽえーま、
えあこいざましゅりんだ、けえじゃびぱさー  (まるで*陀羅尼 だね)
と歌うだろうけど、これをボーカロイドに仕込むのは大変であきらめてしまった。
この稿で、イパネマの娘は終わりよ。最初の稿から5年近くかかったな。ちゃんと歌えるようになろぅ。