原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

Deixa 3

Deixa を続けましょう。
バーデンパウエル.jpg
歌詞のリハーサルマーク(楽譜の中に書かかれている□で囲まれたA、B、Cとかで主にオーケストラ、合唱、グループレッスンなどで全体として練習しておきたい部分などの区部の指定に使われます。またレッテルAとかレッテルBと言う方もいます)を増やして
A)
Deixa
Fale quem quiser falar, meu bem
Deixa
Deixe o coração falar também
B)
Porque ele tem razão demais quando se queixa
Então a gente deixa, deixa, deixa

A’)
Deixa
Ninguém vive mais do que uma vez
Deixa
Diz que sim prá não dizer talvez
C)
Deixa
A paixão também existe
D)
Deixa
Não me deixes ficar triste
歌詞の割振りをこう変えました。
前回でB)までレッスンが進んでて、A’)をこなして、C)D)なのですが、C)D)って音が低くなります。
冒頭のところA)って上手い人が歌うと声が通って浮遊感があって、いきなり浮かんでいる感じですよね。
そこから難しいB)のこなしがあって、同旋律のA’)を歌って、潜んでC)を歌って、更に潜ってD)を歌います。
歌い方のオプションはD)のパートをオクターブ上げて歌う方法もあります。
文化教室の延長上にありそうなボサノバボーカル教室の女性の生徒さんのキーはEmからGmぐらいとおもいます。
ここでは、F#mで考えてみましょう。
Deixa F#m 前半.png
冒頭の、いちばん高い音のラがでれば、この曲は大丈夫そうです。
では低い音を考えてみましょう。後半にあります。
C)から潜んで、さらに深いD)のDeixaの-xaのレの#が一番深いですからここが出てばオーケーです。
高いラで合わすか、低いレ#で合わすかで歌う方のキーを決めましょうとかなりました。
Deixa F#m 後半.png
F#mの付録動画 この頁からの限定です。
別の歌い方ではD)をオクターブ上げて緑の楽譜のラインを歌うのがあります。低い所は楽ですが、今度は
D)
deixes ficar   fi-car
のド#の音が最高音になりますので、この音が出るキーで合わせることになります。
個人的な好みからいうと、D)は低いサビみたいな感じで歌いたいです。
せっかくC)D)と陰影を深めるのに音程を上げていますと勿体ない気がします。
ボサノバでは低いサビみたいな部分が時々出てきて僕は好きです。
前に「2017年08月30日 Wave・Vou te contar」 
で書いてますけれども、潜む旋律の曲のサビ部分に惹かれます。
もともとボサノバとかを好む人は、シャウトするタイプの音楽より、思惑ぎみに伏目がちに面を下げたような、人の気持ち波紋のような曲を好むと思います。
講師が生徒さんひとりひとりの声に合わせてキーを替えて伴奏して曲を完成して頂けるのは、国内のいろんなボーカル教室グループレッスンで日常的に行われている事だと思います。興味が涌いたら見学もきっとありますので訪ねてみてください。これでDeixaはとりあえずおしまい、またお会いましょう。
** 2022.1月末の追記 この稿書いたあと、譜面の伴奏コードがギター講師と練習しててアイデァ貰ってものすごく変わりました。ごめんなさい。ではまた。
2月の追記 半分コードを戻しました。煌めきは、その都度、都度がよいのを学びました。