原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

ボサノバを歌いたい

僕は前からボサノバが歌いたかった。何かしら親近感があった。
それでここ数年、ボサノバを歌おうと、教則本を買い、ギタ-を買い、NHKのポルトガル語入門のテキストを買い、解説本を買い、CDを買い、デジタル音源を買った。
youtubeの動画を曲別に集め整理し、彼らのように歌ってみようとした。
でもやってみると全然だめで、とりわけポルトガルの歌詞の発音が全く出来ずこれは無理だと思った。
 
それで、どうしようと、思ったけども、気になっていたのはボサノバを歌うのをグル-プレッスンで教えてくれるところがあって、文化教室みたいなところだけども、そこに行ってみたいなと思った。
 
その気持ちを保ったまま1.2年ぐらい眺めていたけども、駅前の路地から見上げる4階の社交ダンス教室、みたいな気持ちになってある日、入門してみることにした。時間はなんとか作るさ。入門してみるとゆっくりしたペ-スで1曲を仕上げていくのだけども解かった事は、行って体験してみなければボサノバは僕には無理だったということだ。一緒に習うお仲間にも知り合いになることも重要だと思う。あのままじゃ自力突破は出来なかったはずだ。
 
お歌の方に入門してから2年がたって、思ったのだが、習う曲はカタコトみたいに曲は歌えるようになるだろう、しかし、楽曲というのは暫く歌わないと忘れてしまう。ギタ-が弾ければ伴奏が出来て歌って忘れないのになと思った。
 
ギタ-を弾けるようになろうと、本を集め、DVDを買い楽譜ソフトで楽譜を作りTABを作り、教則本から電子楽譜を作り転調し、自分用の楽譜を作ってデモで鳴らした時点で一仕事した気持ちになって上手くはならない。
作ったTABを練習しようとしても出来なくて、すぐに飽きてしまうし、締め切りはないので上手くはならない。
イパネマの娘を歌おうとしても簡単な伴奏もできない。歌につられてしまう。これも自力突破は無理だなと思った。
 
ギタ-を習いにいこうと思った。時間はなんとか作るさ、少し家から遠いけどそれもなんとかするさ。歌を習って、憶えた曲をギタ-をどこかで習いに行って伴奏できるようになればいいじゃん!多分に他力本願的ではあるけれども、背中を押してもらわないとダメなタイプもいるさ。
そこで、数ヶ月前にギタ-を習いに行った。ああと、伴奏だけできればいいです、とか失礼な事を言って教えてもらって現在続いています。一緒に習う仲間とも知り合いになることはありがたく、地域のご同好の方々の様子も判明して、あんなところにこんな人がいるのね、と世界が広がった気持ちがします。
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これから先、ギタ-を弾いて歌えるようになるといいです。合掌とか、うーん。ギターはできるようになってからいいの買うんだっ、と。ということで、このブログは始まるのさ。
 
***6年後の追記

2022年7月

開設からもう6年もたちます。最近はオークションで落札した、1980年代の松岡のM50を弾いてます。

これもいいのです。

ギターをならっているところで、購入したい生徒さんの人数がまとまった時にクラッシックギター専門店での試奏会をしますが、あなたも来ませんか?気に入ったものが無ければ買わなくてもいいですよ、とのお誘いがあり行きました。

お店に行って何種類も新品作を弾かせて貰って、あっこれ弦長630mmなのに、ギター弾きやすくてもいいな、とかみんなで感想を色々述べあっていました。僕はMPBの歌の伴奏だから表材が松より杉がいいなとか、誰かの受け売りを言ってると新品のものの間に、前にオーナーがいた中古品の程度のよいものがあって、これは杉ですよ鳴らしてみますか?と、それを弾かせてもらいました。

これ、僕は好きだなと言ってると、店長さんがそれは40年ぐらいまえの664mmの杉のJose Ramirez ホセ・ラミレス 1a ですよ、というので、その名前は僕も知っています、弦長のわりに張力も弱めに感じて弾きやすいですよね、と、他のかたも褒めて良くできたギターですよね、とか話ました

これは、誰かが買うんだろうな、もう弾くことも出来ないな、と思っていると、あっと僕連れて帰ります、ということになりました。

僕が先で弾けなくなったら、これは娘のものになって、彼女は売っておこずかいにしちゃうな、と思うと笑えて来ました。

 

ということで、このギターは酔って触ってはだめ、PAとか繋いでBarで、狭い所で弾いちゃだめ、ぶつけないように、生音の舞台でしか持って行っちゃいけないとしました。

あとはギターの腕だけ、実践だぁ。