原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

Travessia

Travessia(トラヴェシーア) 、Milton Nascimento(ミルトン・ナシメント)の曲。作詞はミナス(ミナスジェライス州)の詩人Fernando Brant(フェルナンド・ブランチ)。Travessia(トラヴェシーア)の意味は「道」とか「かけはし」という意味らしい(他のサイトを読みました)。
これを何年も何年も前から歌いたいと思っていました。曲は歌いたいけど、歌うプランというのが浮かばなくて、ナシメントみたいにギター弾くと、cifraclubのyoutubeの動画で解説されているTABみたいに有名な曲の導入部のテーマを弾いて歌うのかな?もしくは原曲からキーを下げて違うコードを宛てて静かに、寡黙に歌うのかな?と思っていました。でもちがうよな、きっと。
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原曲のキーはAで、盛上がるところの旋律の最高音はF#で声を解き放つように歌わなければならず、またはファルセットにしちゃうのか微妙な音程、声帯の境で迷いますよね。
とりあえず原曲キーで歌いましょう。cifraclubのyoutubeのTABは閲覧数多いし、きっと世界中の人が練習するのだろうと思います。だから、他になにかあれば、僕はちがうアプローチがいいなと思いました。
さて、旋律の国内で購入できる楽譜は加々美淳さん監修のサンバソングブックの2にあります。
以前にサンバブック1.2と別冊のコードブックをセットで買っていました。
歌詞の発音は「すぐに歌えるボサノヴァ」の新版を聞きましょう。
JSSB001.jpgイメージ 2JSCB001.jpgすぐに歌えるボサノヴァ新版.jpg
この楽譜で歌うことにしました。
コードブックはいらないかと最初に思ったのですが、これがなかなか良く出来て考えられた本でお手本になる「コードの押さえ方」になっています。買っておいてよかったです。Travessiaをサンバソングブック2の楽譜通りにコードブックの押さえ方で鳴らすと、cifraclubのレクチャーとは違う鳴りですばらしいです。これいいじゃん、と思いました。
都会の中の曲ではないので、今回はどこか土の臭いのする伴奏のプランがいいかなと思います。Milton Nascimentoのこの曲の最初の録音は最後の方でドラムの音も聞こえ大自然の風景が出現したような気持ちになります。それで納得したのでした。
これ続きます。