原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

Travessia 2

Travessiaを続けよう。MPBを歌う人たちが大切にする歌。歌うときに余裕をもって唄うひとはあまりなく、襟を正して、どちらかといえば、めいっぱいに、時には自分の声をオーバーレブさせても、何かを削っても、ありたいにいえば全霊で対処しようとする曲。

同じように、世界の歌のジャンルはいくつもあるけど、ジャンルの中の共同意識で、もっとも尊い類の数曲のひとつ、またひとつ、というのがジャンルの数だけ存在するのだろうと思うけど。

 

ナシメントが若く不遇の時に(彼の青い帽子は好きだわ)作られた曲で、作詞の方に作ってもらった歌詞の内容はその現実と同じように、何事もうまくいかない環境で、なんとかしようとするのだけど、好きな方も去ってしまって、死にたくなるけど、だめかもしれないけれど、ええ、なんとかしようとする歌なので、メロディは美しいけど、内容は重いね。*歌詞訳は他のサイトを参照下さい。

これを若い方、または、年配の歌い手も何かの、何かの折に歌うけど、僕たちはそれぞれみんな問題を抱えていて、それを解決しようとする望みがあって、舞台で立ちつくし、歌ってる人を見てると、聞いていると泣けてしまう。 千々(ちじ)に乱れるけど今回それでいいと思います。

 

さて、落ちついて。

歌うなら、同じMPBの観客がいいな、または、お仲間、同好の発表会でもいいけど、数年に一度でいい。一度でいいから歌ってみたい。

じゃ、その、数年に一度歌うために演奏の準備をしよう。用意周到を好むのね。

ここ数年歌おうとしたけど歌えなかったので、過去を貯めた事にしてとりあえず、来年、来年の10月に歌おう。

レイ・ブラッドベリの「10月はたそがれの国」の永遠のファンなのね僕は。

続く *このブログはとてもいい加減なものなのです。