原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

みんな大好きEmoldurada を、歌ってみよう

Ivan  Lins(イヴァン・リンス)の2000年アルバム「Cor Do Por Do Sol」(リリースしたレーベルが無くなくって後年EMIから再販)の収録曲に「Emoldurada」という曲があって、サンバのチームを彼女と応援に行ったのだが、ほんとは自分のひいきのチームがあるのだが、彼女の応援するチームをその場の雰囲気で応援しちゃった、という曲らしいです(他のサイト参照)
曲のテンポは、サンバの臨場感よろしく、街角で踊るようなアップテンポで演奏されています。
 
Emoldurada
ⒶⒷ
Eu vi a passarela
Refletida na luz dos olhos dela
E na tela do olhar da minha amada
Emoldurada
Passava a Portela

©
Cantei pra nós
Chorei por ela
Com Monarco e Paulinho da Viola
Eu que sempre chorei por outra Escola
Amei a Portela por ela
Ali, naquela hora
*Escola は学校という意味もありますが、ここでは一派、一門、サンバの単体チームを指しますと教えてもらいました。
 
原曲を聴くと単に楽しそうな曲、記憶に残らず流してしまいそうな曲という感じですが、アンサリー(ann Sally)が2001年のデビューアルバム「Voyage」でカバーをしています。この時のアレンジはゆっくりとしたテンポでChoro Clubショーロクラブ)の笹子 重治さんのギターのイントロ「Fm7(b5)/Em6/D#7(#9)/Dm9/C#m9/F#13,F#b13/BM9/G6かな?あーだこーだ」の舞い降りるような導入からアンサリーが情感たっぷりにゆっくり歌いだし、ⒶⒷ(同じ歌詞を2回歌って)、©のサビみたいなメロディを歌い上げ、後半の三連符も踊るようにこなし、とてもよい仕上がりになっています。
 
日本国内でこのアレンジは人気があり、ブラジル音楽を歌う若いの歌姫さんたちのお気に入りです。原曲は少し速いサンバのリズムでそのテンポで小野リサさんとかは歌うのですが、幾つかのライブで聞いた女性歌手(アマチュアも含めます)は、ほぼほとんど、アンサリーのカバーアレンジそのままに、伴奏の笹子さん風のギターイントロから入り、情感たっぷりモードで歌います(雰囲気いっしょじゃん 個人的な感想です)。
 
僕にはイヴァン・リンスの原曲からこのアレンジのもつ旋律の輝きを想像出来ないのですが、彼女には見えたのでしょう。そういうところでアンサリーはすごいやと思いました。
歌ってみたかった曲で、楽譜はなかなか掲載本が無いのですが、イヴァン・リンスソングブック2「songbook-ivan-lins-2」Almir Chediak(アルミール・シェヂアッキ)さん 編の95頁に載っていました。
Vol. 2-Songbook Ivan Lins.jpg
楽譜があるので、イヴァン・リンスの原曲のキーで歌う事にしました。
3年前は無理だったのですが、今ならなんとかギターの伴奏もできるでしょう。
本にはコード図(ダイアグラム)も載っていたのですが、少し弾き易いめに変えました。
楽譜を作って暫定にコードダイアグラムを付けてギター講師に見てもらいました。いくつかコードの添削があり僕が、これは押さえれませんとか、ここはこれでもいいですとか、言って、彼が、この押さえ方とこちらとどちら楽ですかとか、この進行が自然ですね、と言って、理容師と頭髪のカットの相談するみたいにお世話になっています。
サビのCantei por nósのところを歌うのが楽しいです。
練習用の楽譜なので個人的なメモみたいなルビも附ってあります。ごめんなさい。


動画音源を、2022年4月再度差し替えました。

ではでは。