原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

Izauraを歌おう

Izauraを歌おう。
女性名歌タイトルが続くのだが、これはトムの曲じゃない。(Herivelto Martins - Roberto Robertiの共作、1945 これらの人物を翻訳検索で辿っていくと時代がうっすらと見えてきたりします。1940年代Herivelto Martinsさん(サンバ曲の成功した作曲家)の作った曲はすぐにレコードされたと読みました)

ブラジルの都心部のレコードを買える大衆向け、流行るのを目的にリリースされた商業曲のひとつなんだろう。まぁ、全ては商業曲なんだけど。曲は生まれてから作者を思惑、予想を越え、後世に残り、異国の僕たちにまでファンがいるね。
曲はシンプルなのだが、ジョアン・ジルベルト(João Gilberto) が2回3回と歌を繰り返すうちにベッドの中で頭からシーツが絡まってきて何処で解(ほど)こうか分らなくなっちゃう曲、どうしてるのコード、降下してるように聞こえるけど。
こういう分野の曲って、僕はよく落語と同じような成り立ちと考えています。
落語は、「凝った衣装や大がかりな舞台装置をなるべく使用せず、演じ手の技巧と聴衆の想像力で物語の世界が広がっていくという、きわめてシンプルで...Wikipedia」とするのなら、ジョアンによる「演じ手の技巧と聴衆の想像力で、幸せなんだけど少し滑稽にもとれる誰だって経験しそうな日常」を体現できる演目じゃん。
ということで、楽譜作って(今回はまだ音源作らない、なにせ、宿題がいっぱいでこなさなければいけない{作りかけの模型}が机いっぱいなのさ)準備をしておこう。プランはIzauraのベースは国内で出版されてる「ボサノヴァハンドブック 2 -すぐに使える91曲 楽譜 原幸子 」から旋律譜貰ってTABはJoão Gilbertoの1973年のアルバム分をWEBでPDFで売っていたTAB譜を参考にして合体して転調して作ろう。
この歌は、落語の前座噺みたいに若い人の演目かと思いきや、大真打の老境のジョアンがやっても楽しそうなので、ギターがあればいつ迄も歌そうなのさ。
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