原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

Vou te contar 3

Vou te contar(Wave)を歌うときに前に楽譜(前述のメロディ譜)を作って適当に歌っていた。
伴奏に手癖でアルペジオが多くなって、なんか満足できるところまではいっていなかった。
ちゃんとした、伴奏の設計図を引こうとしたとき、ジョアンのトレースとするか、またまた他の方のトライで行くのかを考えた。
この曲は、アントニオ カルロス ジョビンの曲で後年の彼のライブなんかをみてると、トムはこの曲をずいぶん愛しているように思えた。
 
ピアノ伴奏で歌う楽譜を作ってもいいけれど、ふと書棚のボサノバ本を見ると長谷川 久さんの「5人の名手をマネるだけ! さらりと弾けるボサノヴァ・ギター 」という2008年に出された本(よいレクチャーなので買ってね)があって昔熱心に読んでいた。見ているだけではうまく弾けなかったけどその中に、5人のトム・ジョビンジョアン・ジルベルトナラ・レオンルイス・ボンファバーデン・パウエル、のそれぞれの方の弾き方の特徴とそれを表した楽譜が掲載されていた。
 
そのときは、そういうものか?と思っただけで理解もしてなかったのだが、トム(アントニオ カルロス)ジョビンって、初期にはギター弾いていて僕もフランク・シナトラとトムとのイパネマの娘の白黒のオンエアー録画をyoutubeで何回も見ていた。彼のバッキングとジョアンのバッキングは違うらしい、当時は同じに聞こえたのだがトムの伴奏も素敵だ。
 
ホベルト・メネスカル さん(Roberto Menescal)とカルロス・リラさん (Carlos Lyra)が浜辺でレポート掛け合い漫才コンビみたいにギター弾いて出てくるボサノバ映画を何回も見てたら、ボサノバのバッキングは山のように種類があり、それこその当時のミュージションの数ぐらいバリエーションがあるのが分かった。
Vou te contarについては、トムに敬意を表してトムのバッキング風に演奏してみたい。
長谷川 久さんの作ったトムジョビンタイプの伴奏のwaveの伴奏譜があるから、僕のキーに転調して模して、テンションも調整して歌おうと思った。
ジョアンの楽譜を追っかけてるひとには新鮮に映るかもしれないね。こんなのもいいな。
試作版を作ったので、先で変わるかも知れないけど、歌ってごらん、リズムを刻んでごらん。
 (最近なんか飛び出す絵本ぽくないか、とひそかに思っています)

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