Desde que o samba é samba (サンバがサンバであるからには)を歌いたい。
カエターノ・ヴェローゾの曲である。グル-プレッスンでこの曲を習うことになったのだが、ギタ-を弾いて歌いたいと思った。
それで、音源をたくさん集めて聞き比べた。何回も聴いてみたら、一番気に入ったのはジョアン・ジルベルト『声とギター』に収録されたものだった。はじめは地味で目立たない一曲なのだが、車でドライブ時にItuneの曲別ソ-トDesde que o samba é samba ばっかりを流してみると、何気なくしかし強烈にギタ-の伴奏の疾走感が心地よいのである。
楽譜を作って、一般的なコ-ドを充てて、転調して、テンションコードも押さえやすいものに替え、暫定版を作って、ギタ-講師にジョアンのバッキングのように弾きたいと相談したら、さすがなもので事前調査が済んでいてリズムもある程度わかるとのこと。ラッキ-である。1小節に1つのコ-ドをあてて、同じコ-ドが2小節続くときのジョアンの癖とか、1小節にコ-ドが2個ある場合の波のようなシンコペ-ションの仕方、これはスルドのような親指べ-スのリズムは崩さないままで、とか、と、内容は喫茶店で同好の志がひそひそ話しをするように教わって今夜はおしまい。