原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

O Barquinho 1

O Barquinho 1

小舟(o barquinho )を歌ってみたい、とずっと思っていた。ボサノバを歌いたいと望む上位の数曲に位置する曲だ。
ひょんな感じで唐突にレッスンの時期は来た。
人気曲の多くは長く続く教室の場合、古参の方が前にレッスンされている。

前回レッスンした時から数年後、古い人の何人かは去り、生徒の入れ替あって候補曲を選ぶ相談の場で去年一昨年と候補から外れてたのに急に台頭するように機運が沸き起こるようだ。この教室、何回目は知らないけれどそれは来た。軌道計算のできない楕円形の周回軌道を進む遠い惑星との邂逅みたいだけど僕は待ったていたのさ。
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話は逸れるけれども、何期か教室に在籍した時に僕は気が付いたのさ。
文科系音楽教室というのは、時間が経つと和洋を問わず「○△社中」みたいな性格を帯びてしまう。
3回、6回、10-12回、回数はそれぞれだけど1期の定められた受講回数があって、お試しで入会しで雰囲気がその方にあったら受講生の何割かは次期も継続受講となりますね。気が付けば何年も居てしまいます。
新しく誕生したボサノバ教室の成立過程を想像してみましょう。
講師も若く、生徒も概ね若いもしくは気持ちがフレッシュマンといおうかこの分野新人の方だろう。
選曲になるとなんでもOKとなって、まず最初にできそうな
Só Danço Samba」 をやって助走で出発しますね。
次に要望の多い
「Mas Que Nada」とか雰囲気だします。
勇んでいって「Garota de Ipanema」跳ね返されて、これ難しい、あっと口が廻らない不出来で今度また挑戦しましょねとなります。
**ここで気が付くけど新しいボサノバ教室は名曲リクエストはすんなり通りそうですね。
3ヶ月とか半年が過ぎて、教室は終了しますけど、好評とかで次期募集があって大半の生徒が残ってたりします。
あらたに参加される人もいて2期目に突入です。
新人の方もいるので
「Agua de Baber おいしい水」     をとりあえずやってみて
「Meditacao」                           で眠たくなっちゃぃます。
「A Felicidade」                        をみんなで歌ってできないけれども1年目は終わり。
ここで、講師のライブとかみんなで行って、打上のお食事会とかするのね。
2年目に入って去る人は去り残る人は残る、新人は来て、新規の最初は易しく
「Batucada Surgiu」 で燃えて、なんか出来そうと思います。
「A Ra」  をしようとしたのだけど、カエルは嫌だって女の人がいてパスして
「Dindi」 いい曲です
「Berimbau」  これも勢いで突破して、突破したつもりになって
「Caminhos Cruzados」を歌い上げて また夏が来て
Samba de verão」 生徒の知識も増えて来てリクエストで「Triste」                 
新人の彼女が「Fly Me to the Moon」を歌いたいと言ったけど、それはジャズでボサノバじゃないのでパスされて
「Brigas, Nunca Mais」ここらへんで生徒の実力も上がりあの曲たちへ突入
「O Barquinho」  うまくできません。   新人の方も来るので硬軟混ぜて
「Manha De Carnival 」「Corcovard」「Lamento no Morro」「Palpite Infeliz」「Samba de Orfeu」
このあたりで、年に一回発表会しようとなって、会場借りて皆なで歌うのには「Tristeza」。ちょっとMPBもいう方が現れて
「Travessia」                              
 英語版は知ってるけれども「Wave じゃなくて Vou te contar」だけどこれは何度も習うのね。
「Samba de Uma Nota So」             「Desafinado」                        「Chega de Saudade」   
長すぎるのでグループでは習わず、個人突破してねと触らない「Agua de Marco」    
「Samba de Orly」ブラジルに飛んでゆきたいな。                       
今度はうまく歌いたい「Garota de Ipanema」  と
ボサノバ教室は巡航して行くのだと思う。
歓迎会、忘年会、発表会、だれかの送別会、僕達は大人のクラブ活動みたいな仲間になっちゃいます。
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ええとここまで来て、話を戻すけれども、機会は来た。
僕は別候補曲に持っていた「Aquarela do Brasil」を取り下げて「o barquinho 」を歓迎した。
簡単そうだけど、歌詞の取り廻しはきっと僕にとって限界に近い煩雑さだ。車の運転教習のS字クランクのような感じでスム-ズに口が廻らない。
さあ、1回目は歌詞読みじゃん。歌詞読みだけで1回目を費やしてしまった。講師は出来るようになると言うけど、僕たちの小舟は水面を滑るように進むのだろうか?deslizar は滑るという動詞よ。
Dia de luz, festa de sol
E o barquinho a deslizar
No macio azul do mar
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