ボサノバサンバを歌うのに、前奏と間奏はどうしようと思った。個人的な好みでは一人の時は不要だ。
べつのジャンルの高田渡が好きだったせいで、あっさりした始まりがこのみだ。
曲が始まって5秒以内で適当に歌って、間奏はなし、エンドのきめも質素に、さっとひっこんでしまいたい。
ジョアンの動画も見たけど、すぐに歌に入る、前奏というか歌前のギタ－を弾いてるのは、よほど重要なテーマか観衆が静まるのを水紋のようなギタ－の音の波で収めているのさ。
前奏も間奏もインストメンタルもしないのだから、ギタ－との関係は、肖像画の人物と背景の感じだ。風景は淡くぼやけ主張をしない。だから、ギタ－のグレ－ドも日曜画家の出来の良いときの自画像の額縁ぐらいのランクでいい（それはいくらかなと自問するけど）。
ボサノバギタ－の人の楽器は歌うように鳴る、きっと高いよねそれ、聞かないけど。主人公のいでたちで、歌の人と組むとduoだね。
僕の背景のギタ－は歌わず、自画像の人物が不器用に歌う、後でチェックに聞いていると不気味である。
