原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

パルチード・アルト

イパネマの娘の伴奏の練習をしていましたが、ある程度すると飽きてきます。

ギタ-のレッスンの講師に、ボサノバのバラ-ド風のゆっくりはこの基本のリズムでするとして、サンバみたいな伴奏はどうするんでしょう?と聞いてみました。

彼は、サンバの伴奏も並行して覚えますか?いいでしょう、といってホワイトボ-ドに以下リズムを書きました。
イメージ 1上の方が、パルチ-ド・アルトといわれるもので、下のがパルチ-ド・アルトの変形。上のは、前述の中村さんの本にある音源Trach32で下が音源Trach34と同じものかなと思います。パルチ-ド・アルトはコードの始まりが「ンカ-」で始まりコ-ドチェンジ時のアンチティペ-ションと複合することで独特の躍動感が生まれるもの(中村本の解説)。

パルチ-ド・アルトの変形のはもう少し柔らかく最初が「ンカッカ」という感じになります。

講師はこの2つをギタ-で弾いてみせて「どちらのリズムが気持ちいいですか?2つ覚えればいいのですが、最初に身に付けるのをどちらにしますか?」と聞きました。

んーんとどちらの杖を選ぶか?もとい、ハリ-ポッタ-の映画のように杖は私を選ばない、ので、パルチ-ド・アルトの変形を習うことにしました。

それで、パルチ-ド・アルトの変形を練習しだして、次のレッスンで聞いたのですが「これって、このリズムで伴奏すれば大体のサンバはいけるのですか?」「ええ、だいたいいけます」となると、弾きたかったあの曲も、無理だと思っていたあの曲もできるじゃん。僕は少し興奮しました。

ということで、ボサノバの基本のリズム伴奏とパルチ-ド・アルトの変形を弾きだした私は、初めて原付免許をもらって公道にでたライダ-のごとく、ゆっくりと、やがて暴走ぎみに走り出すのでした。それは初夏のことでした。