原始鱈魚(げんし たらうお)のブログ

Bossa Nova・Samba MPB をギターで伴奏して一人で歌いたい人のブログです。

山本のりこさんのライブ

山本のりこさんのライブにいった。動画サイトでライブの様子もたくさん記録されているので拝見できると思うけれども、あんな感じなのね。
聴きに行くのはギタ-と歌というシンプルな構成の時だ。ノンマイクならなおいいや。古い民家を改装したカフェで僕はいつも後ろの席で聞いている。
ボサノバのスタンダ-ドの曲と自分のポルトガル語のオリジナルの曲を歌う。
最初は彼女のファンになるとは思わなかった。ボサノバの歌い手の日本の女性はたくさんいて彼女は出色というタイプではない。試しに聴いてみて最初はふ-んと思っただけだが、また聞いて、また聞いてとするうちに買えるCDはみんな集めてしまった。
少し大きめに話すような声で謡い、ちいさな声で曲間にMCがあって、その時間に次の曲の用意だろうか、ギタ-のコ-ドの押さえるポジションだかの確認のしぐさがあって、楽譜帳は左足の低い高さの小さな黒い楽譜スタンドの上だ。
ライブが終わったらそそくさと席をたとう。会場を出よう。販売用のCDはサインしてくれそうだけど、みんな持ってるのさ。ひいきなのだけども、ミュ-ジシャンとはあまり話さず距離を置くのが好きさ、またこよう。
彼女の作ったポルトガル語のオリジナルの曲の中に
 
ANEL DE CAPIM  草の指輪 というのがある。2004年の2ndアルバムのタイトル曲になっている。 
この歌詞は彼女のホ-ムページに載っている。
冒頭歌詞 Veja o s é u Tant paz と高い音から始まるそれは一気に空間を広げるのさ。
Czech_200406_0303.jpg
この曲はなんだろう、ボサノバの佳曲と肩を並べるくらいの名曲だけどあまり知られてはいない。
彼女はこの曲をフォークソングみたいだと思っているようだけど、僕は好きだ。ギタ-が弾けるようになって、いつかの時点で、コ-ドが取れたら歌ってみたい。